アイデアは考えた総量で変わる
よく「アイデアが降ってくる」という表現が使われる事があります。これだけを見ると、ある日突然素晴らしいアイデアを思いつくかの様に思われますが、実態は違います。
突然浮かんだものはただの思いつきでしかなく、何も無い所からは素晴らしいアイデアなんて降ってはこないのです。
しっかりじっくり考え、関連する様々な情報を集めたり、どういった層の方をターゲットとするのか、コンセプトは何にするとターゲットに届くのかといった様々な情報を整理・検討して様々なアイデアを出した結果、良い物に仕上がっていきます。
つまり、アイデアはその物事について情報を集めたり、その物事について考えた総量で決まってきます。
何も考えていなければ良いアイデアは浮かんではこないのです。アイデアの種を植えるみたいな感覚かもしれませんね。
考えてすぐに実用的なアイデアというのもなかなか浮かばないものです。
そういった時にふと離れてみると「コレ、いいかも」と浮かんでくる場合が多くあります。
この状況を「アイデアが降ってきた」というのでしょう。
例えるなら種を植えたあともしっかり面倒を見て、ある日花が咲くようなものでしょうか。
何がしたいのか、何が実現できると良いのか、困っている事は何なのか、といった最初の情報整理が上手くいかないと、出てくる物も的外れな物となる場合が多くあります。
アイデアはきちんと必要な情報を整理して考え抜いた後、ふとリラックスした時などにふと思い浮かぶものです。
アイデア出しは時間をかけてしっかりアイデアの種植えをして、情報という栄養を与えて、じっくり考える…という作業なのでかなり根気のいるものですね。
この事からわかるように、始めから良いアイデアを出そうと意気込むとすぐに疲れてしまいます。
アイデアを出し才能ではなく技術ですので、しっかりじっくり考える時間と、その要件に関する情報の整理が重要です。
アイデアは考えた総量が反映されるといっても良いかもしれません。
良いアイデアは良いインプットから生まれる
アイデアを考える為に必要な情報が間違えていたり、おかしな情報を元にアイデアを考えてしまうと間違えた方向へ進んでしまう事になります。なので考え始める際に自身へ正しい情報を取り入れる(インプットする)為にも慎重に選定する必要があります。
良い情報を取り入れて、それを元に考えるようにしましょう。
くだらないアイデアでもメモを残す
考えていく中で、いくつも「くだらない」「使えない」と判断してしまうアイデアも中にはあると思います。もしかするとそんなアイデアが大半かもしれません。
でもその情報も簡単に捨ててしまわないで、メモとして残しておく事をお勧めします。
なぜか
それは、くだらないと思えるアイデアでも、新たな情報や異なる視点から何かをプラスすれば、実は斬新なアイデアとなる事もありえるからです。
このアイデアはだめかもしれないとその時は判断したとしても、情報が足りていなくて、より詳しく調べたり深く考えた後にアイデアを見直すと、使えそうな物があったりもします。
アイデアの土台となる部分は質ではなく量が重要です。
ゼロから初めて、最初から高品質な物を生み出そうとしてもそれは無理な話です。
色々なものを積み重ねたり、洗練させて良い物ができるのと同じ事ですね。
じっくり考えた後はしっかり休む
考えたい事柄について、良いアイデアが思いつくまで休まず考え続けても、なかなか良いアイデアは浮かばないものです。気持ちが焦ってしまって、逆効果となるでしょう。
どんなに考えても突破口が見つからない時には、意識的に考える事をやめてみる事も方法です。
意識的に考える事をやめても、潜在的な意識では常に考え続けています。
だから何気ない日常のひと時や、リラックスした瞬間に良いアイデアが降り注いでくるという事がおきるのです。
入浴中やトイレ、散歩中にアイデアが生まれやすいといわれるのは、ここにあるのかもしれませんね。
アイデアが生まれたら形にしてみる
良いアイデアが出来た!!と思ったら、早速実行してみましょう。あまり力を入れず、試しにやってみる程度の感覚でいいかもしれません。
なんとなくで思いついたアイデアを形にするのは抵抗があったりもしますが、作ってないと分からない事や、実際に形にする事で見えてくる問題点が見える事もあります。
作ってみる事で考えていた時点では気が付かなかった利点が見つかるなど、効果は絶大です。
しっかり考えて、アイデアが出来たら実現してみる。根気とパワーが重要ですね。
ものすごいアイデアを考えようとか、画期的な物を実現しようとか、意気込んでしまうと途中で「自分は頭が固い」とか「クリエイティブではない」とあきらめてしまいがちです。
どんな事を実現しようか、どんな事ができたら楽しいか、どんな事で困っているのかといった土台となる部分を大事に、ではどうするのか?と考えてみる。
そこで情報が足りないのなら調べてみる、調査するなどしてアイデアに必要な情報をしっかり集めて、真剣に考えてみるのもいいかもしれません。