様々な世代に広がるスマートフォン利用者
スマートフォンの普及に伴って、インターネットは非常に身近になりました。気になる事があったり、困った事があればサッとスマートフォンを取り出して、インターネットブラウザのアプリをタップ、そしてスグに情報が表示されます。この間わずか数秒。
インターネット利用者には、以前から”素早く、欲しい情報だけを正確に取得したい”というニーズがありました。スマートフォンはそのニーズに応えるツールとして非常に優秀です。
日々携帯しても全く困らないサイズでありながら、性能はパソコン並み、バッテリーも長持ちし、アプリを追加すれば機能の拡大もできます。
インターネットも高速化し、インターネットに接続して高速で情報を表示する事ができますし、動画の再生もストレスなくできるようになりました。
無料のWi-Fiスポットも増え、インターネットが日常に溶け込んでいます。
LINEがおこなったインターネット利用環境調査によると、スマートフォンを使ってインターネットを閲覧する方は全体の94%、パソコンでの利用者は46%であったそうです。
スマートフォンとパソコンを併用している方は44%、パソコンのみの利用者は46%であったそうです。
参考:LINE インターネットの利用環境 定点調査(2021年上期)(https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2021/3830)
スマートフォンは60代70代にも普及している
スマートフォンが出始めた頃には、スマートフォンは若者の利用者が多いという認識が多くありました。ですが今では世代別で見ても60代70代の利用も年々増加しているので、スマートフォンは若者の利用者が多く、シニア世代はフィーチャーフォン(ガラケー)の利用者が多いというのはもう古い考え方のようですね。
利用者の多いスマートフォンに対応させることは急務
パソコンではしっかりと情報が伝わるWebサイトがあったとしても、それがそのままスマートフォンにも適用されるとは限りません。パソコンとスマートフォンでは画面の大きさが全く異なるので、スマートフォンの画面に合わせたコンテンツ配置が重要です。またスマートフォンを利用する状況は、パソコンを使っての調べものとは環境が違います。
利用している場面や行動を想像して、コンテンツを考えていく事も重要になります。
情報との関わり方が変化している
スマートフォンが普及した事によって、人々の情報との関わり方が変化しています。例えば電車やバスの待ち時間や、家でゴロゴロしながらインターネットを利用して情報を眺めるという事も多いのではないでしょうか。
こうした閲覧状況において、見てすぐに判るコンテンツでなければ、閲覧者の関心をこちらに向けるのは簡単ではありません。
スマートフォンへの最適化をする際にWebサイトの配置などの見た目に考えがいきがちですが、正確な情報が素早く表示される事はもちろん、受け手に伝わりやすいコンテンツにする事も重要です。
わかりやすいタイトルと、メインビジュアル
ではどうしたら伝わりやすいコンテンツになるのか?という話ですが、タイトルを短くわかりやすくする事と、ページの内容に合ったイメージ(画像)を先頭に配置するなどです。基本的に本文は読まれないものと考え、タイトルや強調されている部分を読めばなんとなく内容が想像できるような文章を考える事に力を入れます。
ページが長くなりすぎないように何を紹介するページなのかといった、そのページのテーマを決めてなるべく脱線する事なくコンテンツを作ったり、一文を短くする工夫も大事かもしれませんね。
スマートフォンファーストのWebサイトを制作しよう
スマートフォンを利用する方のインターネットを閲覧する状況や行動によって、Webサイトを最適化していこうという考え方です。
単にスマートフォンという機械に合わせたデザインを行うのではなく、スマートフォンユーザーに合わせたデザインを行う事で、スマートフォンファーストのWebサイトになると言えそうです。
スマートフォンの利用率が上がったから、その機械に対応させた物にしようというのは自然な流れですが、Webサイトを利用する・閲覧するという本来の目的をしっかりと捉え、利用者の視点から閲覧しやすく、わかりやすいコンテンツ制作を制作していきたいものですね。