輪郭に現れるギザギザに注意
画像を作成した時、輪郭にギザギザができませんか?
このギザギザを「ジャギー」といいます。
似ていますが「シャギー」ではありません。
美容室などで毛先をあえて不揃いに切ることをシャギーといいますが、それとこれは別の単語です。
ちなみにシャギー「shaggy」は、「もじゃもじゃの・けば立った」という意味です。
ジャギー「Jaggy」は「のこぎりの歯のような・ぎざぎざのある」という意味で、コンピューター用語では「ビットマップ画面上の斜めの線が階段状にギザギザになる状態」とあります。
どちらもギザギザをイメージ連想させる言葉で、語感も似ています、文字の見た目も似ているので混同する事もよくあるのではないでしょうか。
もちろん「ジャギ」でもありません。
ジャギはアレです。世紀末の方ですね。それになんだか彼はギザギザというよりトゲトゲしている感じがします。
さて画像の輪郭がギザギザして、なんだか見栄えも悪いですね。
なんとかならないのでしょうか・・・
いいえ、方法はあるんです。
そんなときはアンチエイリアスで処理をかけましょう!
アンチエイリアスで滑らかに処理する
ジャギーが出たままではあまり綺麗に見えません。
ものすごく小さな文字やアイコンの場合、このままの方が視認性が上がり、見やすくなることもありますが、大きく使うには不向きです。大きく使うならなおさら見栄えにこだわりたいですね。
そんな時は「アンチエイリアス」
アンチエイリアスとは、背景の色と輪郭の色の境目をグラデーションで色を補完して滑らかに変化させる表現方法です。
イラストレーターやフォトショップでは、設定からアンチエイリアスをかけたり、外したりできます。
もちろん入力する文字に対しても変更することができます。
わざわざアンチエイリアスをかけない処理をするケースはほとんどないかもしれませんが、覚えておくといいかもですね。
ジャギーが発生する理由
そもそもなぜジャギーが発生するのでしょうか?
それはモニタに採用されている「ピクセル」にあります。
モニタに表示されている文字や画像は、正方形のマスに色を付けて再現しています。
色を1色決めて、方眼紙のマス1つずつ塗りつぶして絵を作る事を想像してみてください。それと同じです。
遠くから見れば、綺麗にみえるかもしれませんが、近くで見るとどう頑張ってもギザギザの絵にしか見えませんね。
ギザギザに見えてしまう現象を緩和するために「アンチエイリアス」という処理があります。
背景との中間色を計算して、境目に塗ることで滑らかに見えるように頑張って処理してくれています。
こうやってジャギーを目立たなく処理してくれているんです。
まとめ
・画像の輪郭に現れるギザギザをジャギーという
・アンチエイリアスをかけることで、背景と画像の間の色をグラデーションで補完して滑らかに見えるように処理できる