全ての着信課金電話番号がフリーダイヤルとイコールではない
着信課金電話番号・・・?電話を受ける側が通話料金を負担し、電話をかける側は通話料フリーで通話できる電話番号の事です。
おなじみのサービスといえば「ゼロ・イチ・ニー・ゼロ♪♪」と聞いた事があるアレ。「フリーダイヤル」と呼ばれるサービスだと思います。なんとなくですが、よく聞く気がします。
このフリーダイヤル、読んで字の通り電話をかける側は負担フリーで通話できるサービスですね。
なのでよく着信課金電話番号の呼び名と間違えられるケースが多いのですが、これはNTTコミュニケーションズの商標なのです。
なので厳密にはNTTコミュニケーションズ以外の着信課金電話番号はフリーダイヤルと呼ぶと間違いという事になります。
ちなみにですが、よく見るフリーダイヤルのマーク このマークも、異なるサービスに利用すると、間違いという事になってしまうので注意ですね。
また、右側にコピーライトマークがありますが、フリーダイヤルのマーク自体にも利権があるので外してはいけません。
色にも指定があって、基本的に利用するのは「緑」。
もし基本色が利用できない場合は「オレンジ」「ブルー」「グレー」「黒」から選んで使います。
ホームページやチラシに掲載したいけれど、色合いが合わない!だから変えちゃえ~~!!
というのはNGという事になります。
細かい規約はNTTコミュニケーションズのホームページにある、マニュアルを確認してみる事をお勧めします。
NTTコミュニケーションズ(ロゴ・資料ダウンロード)
様々な着信課金電話番号
ではフリーダイアル以外にはどんな物があるのかを少し紹介してみましょう。フリーアクセス(NTT東日本・NTT西日本)
NTT東日本・NTT西日本が提供しているサービスでは「フリーアクセス」電話番号は0120または0800から始まります。
フリーコール(KDDI)
KDDIが提供しているサービスでは「フリーコール」こちらは0120または0800から始まる番号を選んで利用できるサービスです。
フリーコールスーパー(ソフトバンク)
ソフトバンクが提供しているサービスでは「フリーコールスーパー」電話番号は0120または0800から始まります。
以前は0088もあったのですが、新規の登録は終了しています。
似たようなサービス
ナビダイヤル(NTTコミュニケーションズ)
NTTコミュニケーションズが提供するサービスでは「ナビダイヤル」があります。0570から始まる電話番号です。
電話をかけた時に「ナビダイヤルでおつなぎします」とアナウンスしてくれる番号なので、かけた時にわかりやすいですね。
こちらは電話をかけた側が通話料を負担する事になります。
電話かけ放題プランに入っていても、無料の対象外となるそうなので、通話時間が気になってしまうサービスですね。
全国共通の電話番号にしたい。ガイダンスなどの機能を持たせたい。という事業者向けに提供されているサービスです。
0120から始まるからといってフリーダイヤルとは限らない
ご紹介したように、0120・0800などの番号から始まるサービスが多いので、一見しただけではどのサービスを利用しているのか、全く見当がつきません。電話をかける側からすれば、どのサービスを利用していても全く気になりません。
ですが作り手側からすると、利用しているサービスがどの会社が提供しているサービスなのかをはっきりとしておかないと、間違えてロゴを利用してしまう事になりかねません。
ロゴを間違えて利用してしまうと利用規約に違反してしまう事になるので、どのサービスなのかをはっきりとさせる必要があります。
でも番号だけではわかりません・・・。これは困りましたね。
と思っていたら良いホームぺージを見つけましたよ。
日本電話番号検索(https://www.jpnumber.com/freedial/)
調べたい番号を検索して、詳細を見るをクリックッ!!
すると番号提供事業者が分かるので、どのサービスを利用しているのか一目瞭然です。
これで契約しているサービスと、そのロゴを選ぶことができます。
誤用が防げるので、フリーダイヤルを掲載する場合、一度チェックをした方がよさそうですね。
フリーダイヤルのロゴのイメージが強すぎる
フリーダイヤルの緑のロゴ。無料通話と言ったらコレ!!というくらいイメージが強いです(私だけかもしれませんが)。実際にホームページ制作をしている時でも、0120から始まる電話番号を掲載する時には、フリーダイヤルのマークでご指示いただく事が多いような気もします。
番号が0120から始まるからフリーダイヤル。発信者が負担ゼロ円だからフリーダイヤル。
というイメージが強いので、間違えて使用しがちです。
実際に見る側からしても、見慣れた緑のアイコン=無料通話というイメージが強いのも事実ですが、契約しているサービスも合ったマークを使うようにしましょう。