文字認識(OCR)を活用しよう
文字を入力しなければならないのに、どうしてか文字がデータ形式ではない場合ってよくありませんか?その場合、資料を見ながら文字を入力する事になりますが、どうしても入力速度には差が出てくるものですね……
さらに誤字や脱字、誤変換といった間違いも起きやすい作業です。
デジタルデータであれば文字をコピーして貼り付ける事ができるので、入力による間違いも少なく、時間も大幅に削減する事ができます。
その時間を使って他の事ができれば、全体的な作業効率のアップも見込めますね。
でも手元には印刷された資料だけ……文字をコピーできない形式のPDFだけ……という事もよくあります。
そんな時に活躍するのがOCR!文字認証です。
LINEの文字認証機能が便利
文字認証は誤字が頻発するようなイメージがありますが、今では精度もかなり上がっています。それでも認識後に文章をチェックする事は必要ですが、これは原稿を元に入力した場合でも必要な手順なので、全体で見ると入力する部分が削れますから作業時間の削減が見込めますね。
文字認証といっても手順がわからない……なんだかむずかしそう……といったイメージがあるかもしれません。
そこで便利なのがLINEです。
方法は簡単で、LINEのカメラからOCRを選んで、文字を読み取りたいものを撮影するだけ。
これだけの手順で文字を読み取る事ができます。
印刷物など綺麗に文字が書かれている物であれば、ある程度は正しく認識するようです。
読み取ったあとは、その文字をコピーして自身のトークルームに送ったり、メールで送信すれば簡単に利用する事ができます。
他にもAdobe Acrobatを使って文字認証を行うなど様々なサービスやツールがありますが、読み取りたい物を一度取り込んだりアップロードしたりといった作業が必要になります。またサービスが有料で気軽に導入できない場合もあるのではないでしょうか。
その点LINEを利用すれば、対象物を撮影するだけなのでお手軽かと思います。
Googleドライブの文字認証も!
Googleのアカウントがあれば、Googleドライブを使った文字認証も便利で簡単です。文字を読み取りたい画像をGoogleドライブへアップロードして、そのファイルをGoogleドキュメントで開くだけ!
これだけの操作で文字を読み取る事ができます。
一度ファイルをアップしなければならないので、読み取りたい物が印刷されていたり、手書きの場合は写真を撮ったり、スキャナで読み取るという作業が必要になります。
読み取り後はきちんと校正する
精度が上がっているといっても文字を誤認識してしまう場合もあります。なので文字を読み取って貼り付けて完了ではなく、その後にきちんと確認して修正する作業が重要です。
えっ?時間短縮にならないんじゃない??と思うかもしれません。
ですがこれは人が入力した場合でも起こる事で、変換ミスやタイプミスなどは十分に考えられます。
間違えるはずがないと思っていても起こる可能性は完全にゼロにはなりませんので、必ず確認作業が必要です。
となると文字認証を使えば文字を入力する時間が削減できるので、トータルで見ると時間短縮につながる事がわかりますね。
書類などを作成した時にファイルが残っている方がベストですが、時の流れの中でどこに置いたのかわからなくなってしまったり、格納していたストレージが破損してしまって取り出せなくなってしまったりなどで紙でしか資料がない場合や、画像などでテキストとして情報が残っていない場合もあろうかと思います。
そういった場合にデジタル化させるには書かれている文字を入力する作業が必要になりますが、少しであればまだしも何十ページにもわたる文章の場合にはものすごく時間がかかりますね。
慣れていたとしても、数が多くなってくると精神的な疲労の蓄積も大きくなってくるものです。疲れてくるとどうしても誤入力も増えるというもの・・・
また集中力が続かないと思い込みによる誤変換や誤入力といった事も考えられます。
それならば便利な機能を利用する事で負担軽減ができたり、浮いた時間で別の事ができたりするので、積極的に活用していきたいものです。
機能が便利でも完璧かどうかを確認する作業も忘れずに行い、間違いの無い入力をおこないたいですね。