情報を探す人を想定したコンテンツを提供しよう
GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用した際、上位に表示させることを目的にして対策を行うことを”SEO(検索エンジン対策)”といいます。検索エンジンは検索した語句を元に、関連性の高いWEBサイトを順に表示させていると言われているので、上位にあるWEBサイトは検索している語句や目的に合致したWEBサイトである可能性が高いです。
ところが、検索して表示したWEBサイトが想像していた物とは異なっていたり、目的と違う物だったという事も起こり得ます。
もしそういったWEBサイトばかりに行きついては、欲しい情報がなかなか手に入らず不満を感じてしまいます。
そこで検索する方の体験に着目した、”SXO”という概念が注目されています。
SXOとは閲覧者の意図を踏まえたコンテンツを提供する事
検索する時には「こんな情報が欲しい」「こんな感じの情報が見たい」といった期待を持っています。そうした相手の期待に応えるコンテンツ作りをして、見た方が満足できる体験を提供しよう!という概念が”SXO”です。
例えば「雪景色の見える貸し切り温泉に入りたい」と思った時、「温泉 貸し切り 雪景色」と検索します。
検索結果に
「冬の景色を満喫!癒しの貸し切り温泉」
「ゆったりできる冬の貸し切り温泉ベスト5」
「絶景!貸し切り温泉で冬景色を満喫プラン」
などが出てくれば、期待した通りの結果を得られて満足な体験ができそうですね。
SXOとは、Search Experience Optimizationの略称です。
検索(Search)の結果が、満足できるという体験(Experience)を提供できるように最適化する(Optimization)ことが目的となります。
それに対してSEOは、指定したキーワードで検索されたときに上位へ表示させる事で、訪問者を増加させる事を目的としています。
余談ですが、Search Experience Optimizationの頭文字を3つ取ると、SEOになってしまい、Search Engine Optimizationの意味のSEOと同じになってしまいます。
それでは区別がつけられないので、Experienceの二文字目”X”を使い、SXOと略されています。
それでは区別がつけられないので、Experienceの二文字目”X”を使い、SXOと略されています。
このように、SXOとSEOでは目的が異なります。
ですがSXOとしてWEBサイトを改善できれば、より詳細な情報を扱うサイトになるはずですので、結果としてSEOにもつながるといえそうです。
また、SEOに力を入れて閲覧者を増やす事が出来たとしても、仮にWEBサイトの内容が検索した語句に合致していなかったり、検索した方の目的から外れていては、WEBサイトを細かく見ることはしないでしょう。お問い合わせや予約、購入というアクションを期待することも難しくなります。
SEOの一環としてSXOを取り入れて、閲覧者の期待に応え、満足させられるWEBサイトにする事で、検索に強く、その後のアクションも期待できるようなWEBサイトにする為の手段となります。
表示速度や様々な端末から快適に閲覧できる配慮も重要
どんなに素晴らしいWEBサイトになっていても、表示までに時間がかかりすぎてしまったり、快適に閲覧できないような構造になっていると、WEBサイト本来の目的を達成する事が難しくなります。しっかりとしたコンテンツに加えて、ストレスなく見てもらえるように配慮する事もSXOを行う上で重要になります。
WEBサイトの表示速度を向上させよう
掲載する情報の質と同じくらい重要になってくるのが表示速度です。どんなに有益な情報が待っていても、表示するまでに時間がかかっては途中で戻るボタンを押して、WEBサイトから離脱してしまいます。
これでは満足する検索体験ができません。
リンクボタンを押してから3秒以内に表示されなければ、半数以上の方が離脱してしまうといわれています。
もし表示が遅いなら、貼り付けている画像のファイルを圧縮したり、WEBサイトを置くサーバーを見直すなどの改善をしてみましょう。
様々な端末(デバイス)に対応するレスポンシブWEBデザイン(RWD)をとりいれよう
また閲覧する端末は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の方が利用者が多いという統計もあります。これは電車やバスの待ち時間や移動時間、出来た隙間時間に手軽に利用する事ができるからです。
WEBサイトはパソコンで見る方も多数いますので、様々な環境でも問題なく閲覧できるWEBサイトを作る事もSXOを考える上で重要な要素となります。
閲覧する方に配慮したWEBサイトにしよう
WEBサイトは公開するだけでは求めている結果は得られません。誰かに閲覧してもらう必要があります。見てもらえても、内容がわかりにくかったり、情報が少し間違えていたり、内容が少なければあまり良い印象にはなりません。
誰かに話をする時に必ず相手がいるように、WEBサイトも見てくれる相手がいます。
日々のアクセス解析を活用しながらどういった情報が求められているのか、閲覧者の目線で施策を行う事で、有益なWEBサイトに育てていく事ができます。
WEBサイト開設当初から完璧なコンテンツを揃える事は難しいですので、時々見直しを行い、情報の整理をしてみましょう。
また、様々な閲覧環境に対応できるように、構造や読み込みに必要なデータ容量などの見直しも適宜行い、最適化していく事で素早く表示されるWEBサイトとなるよう気を配るといった離脱率を抑える工夫も必要です。
どういしていいかわかならい、具体的に作業ができない、いい案が思いつかないといった不安があっても大丈夫!弊社では”5ヵ年計画で育てるWEBサイト”を提供しています。
WEBサイトの公開後に定期的な訪問サポートを行い、ホームページを通じて目的達成のお手伝いをいたします。
共にWEBサイトを通じて、目的の達成を目指していきましょう。