インターネット関連の言葉や用語はアルファベット表記による横文字が多く、なかなか馴染みのないものがほとんどなのではないでしょうか。
日本独自の規格ではないので、世界共通言語として使われている英語がベースになっているので仕方のないところです。
正式名称が長くて表記するのが面倒だったりして、省略したりする事もよくあります。
中でもここ数年でよく聞くようになったのが「うらる」です。
ところで「うらる」とは何でしょう?
始めて聞いた時は「?」としか思わず、何のことだか全くわかりませんでした。
皆さんは「うらる」って、なんのことを言っていると思いますか?
答えは「URL」です。
口で発音すると「ゆーあーるえる」になりますね。
噛みそうになるので、何となく「うらる」と言いたくなる気持ちもわかります・・・
最初は抵抗があったものの、「うらる=URL」という認識がお互いにある場合であれば、とても言いやすいです。
発音で「うらる」とする分には文字数も少なく、良い具合に省略されて見えます。文字表記でも「URL」と「うらる」では同じ3文字ですね。
ですが「キー入力」の場合はどうでしょう。キーボードで「うらる」と入力するには、「uraru」と5文字が必要です。対して本来の「URL」は3文字と短くなります。
「うらる」の方が入力キーが多くなりますが、スマートフォンなどでの入力の場合は同じ3文字でできますね。
最近はパソコン離れが多く、スマートフォンしか持たない人も増えていることもあり、文字の入力方法が変化してきています。これも要因かもしれませんね。
本来、省略するのは読みやすく、または表記しやすくなるように使う物です。
そもそも「URL」も略語で、本来は「Uniform Resource Locator」と表記します。この頭文字3文字を取って、「URL」と表記しているんです。
略語の略語って、元が何だったのかわからなくなりそうですね、ほぼ暗号文です。
「うらる」と言葉にして発音する場合、お互いに「うらる=URL」という認識の元であれば問題ないかもしれませんが、そういった認識がないままであれば意味が正しく伝わりません。
コミュニケーションする為に言葉は使われるので、これではいけませんね。
「うらる」という言葉を使う場面は十分注意する必要がありそうです。
文字にして表記する場合であれば、「URL」とアルファベット3文字で表記する方が伝わりやすいですし、入力も簡単です。
基本的には「URL」と表記・発音してもらいたい所ですが、場合によってはアリだと思います。
だって・・・発音しやすいですもの・・・馴染みのない英語で「R」の発音のあたりで噛みそうになってしまいます・・・
使いやすい物は定着します。
「うpする(アップする)」とか「ようつべ(youtube)」とかがいい例です。
このまま「うらる」も定着するのでしょうか。