レスポンシブサイト・スマートフォン専用サイトを作成する場合はもちろん、スマートフォン実機での表示が気になる所です。
またPC向けページも難なく表示できるので、スマートフォンが普及した現代では表示の確認は必須となりつつあります。
iOSとAndroidではほとんど同じものの、細かく見ていくと異なるものです。
なので片方では正しく見えているのに、もう片方では若干表示がおかしい・・・という事も時々あります。
更にブラウザの違いもあります。
iOSはデフォルトでは「safari」がインストールされています。
Androidは「Google Chrome」ですね。
最初からインストールされているブラウザが異なりますが、iOSでもGoogle Chromeをインストールすれば使えますし、Firefoxやあまり聞きなれないようなブラウザもリリースされています。
ただしSafariだけはiOSのみの提供になっているようです。
スマートフォンにしっかり対応するにあたり、シェア率がどうなっているのかが気になりますね。
少し調べてみました・・・
日本ではiPhoneが68%、Androidが30%程のようです。
iPhoneが圧倒的に多いですね。
では世界ではどうでしょうか・・・
iPhoneが20%、Androidが72%程のようです!!
日本とは真逆ですね。
ちなみにiPhoneのシェア率は世界でも日本がダントツです。
これは日本ではiPhoneが他国に比べて安く、Androidが高い事に要因がありそうです。
本来、Androidは安さがウリのハズでした。その安いはずのAndroidにおサイフケータイやワンセグといった独自機能を盛り込むことでiPhoneと同等か、それよりも高い価格になってしまっています。
同じような機能を持って、価格も同じくらいであれば、ブランド力のあるiPhoneを選んでしまうんでしょうね。
またスマートフォンが普及する以前はフィーチャーフォン(ガラケー)を使っていました。
実は様々な機能を備えて、日本独自で発展していった高性能な端末だったのです。
こうした機種から乗り換えるとき、だれもが上位互換か、同等の製品に変えたいと思うはずです。
高い機種代を払って、機能を下げたい人はかなりの少数派だとおもいます。
この機能が前は使えたのに使えなくなった・・・
乗り換えてから不便になった・・・となると困りますよね。
もしそうだったならスマートフォンはなかなか売れず、ガラケー人気が高まったかもしれません。
こうした背景もあり、様々な機能を盛り込む必要があったのでしょう、その結果としてiPhoneとAndroidに価格差がほとんどなくなり、日本ではiPhoneの方が売れたという結果になったのかもしれません。
Webサイトを作成するにあたって、機種のシェア率の高い方を優先して対応させることで、多くの人に満足いただけますが、残る3割を無視していいということにはなりません。
結局、どの端末で見ても同等の結果が出るように、差をなくしていく努力が必要です。
シェア率の高い方から優先して対応し、数の多い方から少ない方へ順々に広めていく方法を取る際の参考になりそうです。
ですが逆に大きな欠陥があった場合、困る人が一度に増えてしまう結果につながるので、何かを提供する際には十分な動作検証が必要です。
リリース前にはテスト期間を設けたり、自分で実際に操作してみたりと、粗を削る作業を忘れずに行いましょう。