13年の信頼と挑戦—東商技研工業株式会社 今野社長が語る、アテンドと築き上げた成功の軌跡

今野社長実は、ある時期にホームページ制作会社がこの地域に積極的に営業をかけてきて、うちもその話に乗っかってしまったんです。「ホームページを作れば売上が2倍になる」なんて言われて。結果的に、300万円もかけてホームページを作ることになったんですけど、全然使い物にならなくて。

今野社長それで、商工会にも相談したんですが、リース契約だったのでクーリングオフも効かず、弁護士を入れてなんとか解決を図ろうとしました。そんな中、アテンドさんがタイミングよく話を持ってきてくれて、リースの見直しから手続きまで全て引き受けてくれることになったんです。
正直、どうやってアテンドさんに出会ったのか覚えてないんですけど（笑）、地元の企業に助けてもらえるってことで、すごく安心しました。それが2011年の5月で、それからもう13年、アテンドさんとはお付き合いをさせてもらっています。

今野社長いや、最初はもう「助けてくれ」っていう気持ちしかなかったですよ（笑）。だって、うちのホームページなんて何もない状態でしたからね。でも、アテンドさんに乗り換える時に、どうせならもっと良いものを作ろうって話になって。製造業のホームページって、どこも無機質で冷たい感じがするじゃないですか。特に金属を扱っていると、どうしてもそういう印象になっちゃうんですよね。だから、もっと人を前面に出して、温かみのあるサイトにしたいって思ったんです。

今野社長例えば、従業員が作業している様子を写真や動画で紹介するとかね。会社の雰囲気が伝わるようなコンテンツを増やしていきたいと思いました。最初は「バレル研磨って何屋さん？」って思われることが多かったんですけど、従業員の姿を見せることで、それがうちのホームページの特徴になって、多くの人に興味を持ってもらえるようになったんですよ。

今野社長ホームページを通じて、月に2〜3件の問い合わせが来るようになったんです。今では年間で20社くらい新規のお客さんが来てくれるようになりました。うちには専属の営業マンがいないんですけど、ホームページがその代わりを立派に果たしてくれているんですよ。

今野社長そうですね。ホームページがしっかりと営業マンになってくれたおかげで、僕自身が一生懸命営業しなくても、お客さんが自然に問い合わせをしてくれるようになりました。月に3件ほど問い合わせが来て、そのうちの何社かが実際に取引につながってます。
リーマンショックの頃には、先代から取引先を80社から150社に増やせなんて言われてましたけど、ホームページを活用することでその目標も達成できましたね。

コンスタントに引き合いを持ってくるホームページ。東商技研工業の事業内容を最もよく知る営業マンの役割を果たしている。

今野社長そりゃありましたよ。「取引先を150社にしろ」なんて、急に言われた時は「どうすりゃいいんだよ！」って思いましたよ（笑）。でも、80社を150社に増やすなんて簡単なことじゃないですからね。それで、ホームページをうまく使って新規顧客を増やしていくしかなかったんです。結果的にその作戦がうまくいって、年間で10社から20社の新規取引先を獲得することができました。

今野社長そうですね。特に県外からの問い合わせが増えて、遠方のお客さんがホームページを見てうちに興味を持ってくれるようになりました。これによって、営業のやり方も変わってきたんですよ。ホームページが一つの大きな武器になったと言えると思います。

今野社長やっぱり、最初に作ったホームページが評判良くてね。今でも「他の製造業のサイトとは違って、すごく見やすい」って言われますよ。特に、うちのホームページは情報が多くて、それでも見やすくて、訪問者が迷子にならないような工夫がされてるんです。これも全部アテンドさんのおかげですよ。

今野社長例えば、サイトのデザインや構成に工夫を凝らして、訪問者が必要な情報にすぐアクセスできるようにしています。情報の量が多くても、ちゃんと整理されていて、見やすいんですよね。それに、最近では動画も取り入れて、時代に合わせたコンテンツも充実させています。これもすべてアテンドさんの提案とサポートがあったからこそできたことです。

バレル研磨ページ。訪問すると概念イラストと合わせて研磨する様子のアニメーションで一目で理解が深まる。

今野社長そうですね、バレル研磨の作業を紹介する動画を作ったんですけど、これがすごく好評で、当社の技術力を多くの人に知ってもらうきっかけになりました。
当時、バレル研磨って何をやっているのか知らない人が多かったので、この動画を通じてその作業内容を分かりやすく伝えることができました。

今野社長ええ、特に製造業の分野では、言葉だけでは伝わりにくい部分が多いので、動画の力は絶大ですよ。ただ、他の業者に真似されるリスクもありましたが、それが逆に当社の技術力を証明するものになったと思います。うちのやり方を真似しても、同じ結果が出せないっていう自信もありますし、そうやってオープンにすることで、新しいお客さんとの出会いも増えましたね。

今野社長求人にもすごく効果がありますね。特に、従業員が会社をどう見ているかを正直に伝えることで、応募者とのミスマッチが少なくなりました。面接の時には、いいことばかり言わず、悪いところもしっかり伝えるようにしてますよ。それでも覚悟を持って応募してくれる人が来てくれるので、本当にありがたいですね。

今野社長そうです。採用面接で嘘をついても、結局早期退職につながっちゃいますからね。最初から正直に話すことで、入社後のミスマッチが少なくなります。うちの求人ページでも、良いことだけでなく、厳しい現実もちゃんと伝えるようにしています。それが功を奏して、今では覚悟を持って入社してくれる人が多くなっていますよ。

採用ページではやりがいといったポジティブな内容だけでなく、きついと感じたネガティブな内容も掲載。

「マンガでわかる東商技研工業」は人気コンテンツの一つ

今野社長アテンドさんの提案は、本当にいつも僕たちの期待を超えてくれます。遊び心があって、僕たちが思いつかないようなアイデアを提案してくれるんですよ。それがすごくありがたいですね。こちらが「こうしたい」と言うと、それに対してさらに良い案を出してくれるので、打ち合わせが毎回楽しいんです。

今野社長そうなんです。アテンドさんと一緒に仕事をしていると、自分がやりたいことがどんどん形になっていくのが感じられますし、その過程がすごく楽しいんですよね。だから、こちらもどんどん「こうしたい」「ああしたい」と遠慮なく言えるんです。逆に言えば、アテンドさんならどんな無理難題でも形にしてくれるという信頼があるからこそ、無茶なお願いもできるんだと思います。

2024年に公開した追加サイト。バレル研磨の最も得意とする鏡面加工のソリューションサイト。

今野社長ホームページはうちにとって最も信頼できる営業マンですし、これからも御社と一緒に成長していきたいと思っています。私が定年を迎えるまで、そしてその後も、御社とはずっと良い関係を続けていきたいですね。私が辞めた後も、うちのホームページがしっかりと機能し続けるように、これからも御社と一緒に育てていきたいと思っています。

今野社長そうですね。御社とは本当に長いお付き合いになりましたが、その間に築いた信頼関係が今のうちのホームページを支えてくれていると思います。これからも一緒に新しいことに挑戦し、さらに良いものを作り続けていきたいです。

今野社長こちらこそ、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

左：2代目担当ディレクター小川　右：今野社長