検索ロボットには別サイトに見えている
URLの先頭に入る「www」
これはあっても無くてもページは見る事ができるので、あまり気にしていない方もおおいのではないでしょうか。
人が見るときには差がわかりませんが、検索ロボットには別サイトと認識しているかもしれません。
ミラーサイトと認識されるかも
wwwありとwwwなし、これらが別々のものとして認識されているととても危険です。
なぜならミラーサイトとして検索ロボットに認識されているかもしれないからです。
内容が同じようなミラーサイトは検索対策という観点から見ると、不利な状況にあります。
全く同じ内容のページが複数あると、それらは品質が悪いと判断され、あまりいい検索結果につながりにくくなってしまいます。
例えば、定期購読している本が4冊あって、そのうち3冊で全く同じ内容を扱っていたらどうでしょうか?
正直、3冊も買わなくていいと思いませんか?
定期購読している中で唯一、内容がオリジナルな1冊が逆に目立って見えるはずです。
有用なコンテンツや、正しい情報を扱うと、同業と内容が非常に似通ってきてしまいますが、細部は変わってくるはずです。
ですが、wwwありとwwwなしの場合は、完全に一致するページが2つ存在する事になります。これは非常に重大な問題です。
これは対策しておかなければならない事案です。
検索結果が分散してしまう
Googleアナリティクスなどのアクセス解析で、Webサイトのアクセスを集計している場合にも問題が起こります。
wwwありとwwwなしで別々のサイトとして認識されてしまうと、アクセス数が2サイトで分散して集計されてしまいます。
トップページへのアクセスが本当は500件あるのに、wwwありとwwwなしで別々に認識されてしまている為に、アクセス解析から見ると200件しかない・・・ということにもなってしまいかねません。
両方を合計して集計すればいいのでは?とも思うかもしれませんが、試しにやってみてください・・・
きっとすぐに統合したいと思うと思います。
また、ミラーサイトとして認識されてしまう可能性もあるので、設定には注意が必要ですね。
wwwありとwwwなしが別サイトとして認識されている場合の対策
どちらも同一のHTMLファイルを使っているので、metaを入れるわけにもいかず・・・
かといって消し去ることもできず・・・
はて、どうしたものか、困ったなぁ・・・集計を統合したい!と思ったならすぐにお試しください。
手順は2つあります。
手順1.「wwwあり」か「wwwなし」どちらかに転送させる
wwwありをメインにするのか、wwwなしをメインにするのかはお任せしますが、どちらかに決めたなら、決めた方へ転送させてしまいましょう!
転送の設定は「.htaccess」で行います。
例えばこんな具合
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^DOMAINNAME\.co\.jp
RewriteCond %{SERVER_PORT} 80
RewriteRule ^(.*)$ http://www.DOMAINNAME.co.jp/$1 [R=301,L]
太字で示したDOMAINNAMEは設定するWebサイトのドメインを入れてください。
もちろん「.co.jp」もWebサイトにあわせて「.com」や「.jp」などに変更してくださいね。
手順2.Search Consoleで設定をする
Googleの提供しているSearch Consoleを利用している方が多いと思います。
ここで登録したURLを確認してみてください。wwwあり、またはwwwなしの登録になっていませんか?
もし片方だけであれば、設定していない方のURLの登録設定してください。
2つのURLが登録できたら、次は使用するドメインの設定をします。
これで統合して集計が取れるようになりました。
まとめ
wwwありと、wwwなしはどちらも同じHTMLファイルを見ていて、全く同一のものとして見えますが、検索ロボットは内容の全く同じ2つのWebサイトとして認識してしまいます。
転送などの設定をきちんとしておかないと、いい検索結果がもらえなかったり、ミラーサイトと認識されて順位が伸びない・・・なんてこともあります。
また、アクセス解析をしている場合は、wwwありと、wwwなしで結果が分散してしまう事もあるので、集計、解析が面倒になります。
wwwありと、wwwなしのどちらの方がいいとか優れているとか、そういった差異はありません。
Webサイトにどちらを充てるかはお任せします。
どちらかに決めたなら、そちらへ転送させる設定をしっかりするようにしてください。