コメントアウトによる非表示処理について
ページを更新していくと、後から使うとか、期間限定で表示したいバナーや文言がでてきますよね。
その都度入れなおすのは厄介ですし、以前に使ったアレ・・・なんだったっけ?なんて事ありませんか?
いざ使おう!と思った時に、以前掲載していた内容を事細かに全て覚えているのは大変です。
そんな時にコメントアウトによる非表示が活躍します!!
コメントアウトの方法は、HTML編集ができる画面で開始位置には「<!–」を、終了位置には「–>」で囲むだけ。
たったこれだけで、HTMLには情報を残したまま、見た目上は非表示に出来てしまうんです。簡単ですね。
ですがこんな便利なコメントアウトにも欠点があります。
それは、ソースを直接見ると、非表示とした内容が見えてしまうんです!!
こんな操作をする人はなかなかいないと思われがちですが、意外と見ている人はいるようです。
ブラウザ上に表示されていなければ、大きな問題につながる事は少ないですが、不動産情報を扱っているページでは大きな問題になってしまいます。
買い手・借り手がいない状況であれば、そのまま掲載しておけますし、買い手・売り手がつかないまま非表示とする場合も問題ありませんが、売り手・借り手が見つかった場合・・・
情報として掲載している「間取り」「面積」「価格」などの情報が、個人情報に置き換わってしまいます。
なので何かしらの方法で見る事ができてしまうと、色々な問題に発展してしまうんです。
ソースを直接開くと見られてしまう
コメントアウトしても、ソースを直接見られると、非表示にした情報が見られてしまいます。
これを防ぐには、やはり消し去ってしまう以外ありません。
季節で表示非表示を繰り返すようなコンテンツや、お中元・お歳暮などの一時的なセール用コンテンツなど、これらの場合はそこまで気を付ける心配はありませんが、賃貸物件の情報などには注意が必要です。
また入れなおすのが面倒かもしれませんが、きちんと個別に管理してHTMLからは消すようにしましょう。
もちろん管理するファイルもWebサーバーにアップしてはいけません。
特定できそうにないファイル名にしたとしても、Webというアクセス可能なオープンな場にファイルがあることには変わりありません。
Web上に置いて管理するのであれば、きちんとアクセス時にパスワードを設定するなどの対策が必要になります。
コメントアウトの中で更にコメントアウトする事はできない
一部を非表示にしようと思って、「<!– –>」で囲みます。その時、非表示にしようとした部分の中で既に「<!– –>」が使われている場合・・・
思ったのと違う動作が起きてしまいます。
「<!– –>」の内容にコメントアウトを含むと、一部が消えて、一部が残ったままになったりするので、必ずワンセットにして使う様にしてください。
どうしてもコメントアウトしたい方へ
コメントアウトは非常に便利です。
後から見て、どの位置に何のコンテンツがあったのかがすぐにわかります。
なので使いたい気持ちはとてもよくわかります。
そんな方向けに、コメントアウトしてもソースを見るから見られても、出てこない方法をお教えします。
phpが動作できる環境であることが前提になりますが、開始位置に「<?php /*」を設置し、終了位置に「*/ ?>」を置いて囲むだけ!
これで直接編集するファイルには情報を残したまま、ページからも、ソースからも見れなくなります。
非常に便利な方法です。使ってみてくださいね。
まとめ
・「<!– –>」で非表示にしても、ソースを見るから見られると非表示にした部分が見られてしまう。
・物件の詳細な情報を「<!– –>」で非表示にしても、ソースを見るから見られると誰からも覗かれてしまうので、最適とはいえない
・絶対に見られたくない情報、見られてはいけない情報は消し去ってしまう。