よく使う「仮画像」
Webサイトを制作していると、確定はしていないけれどひとまずで画像を入れたり、プログラムなどを入れて画像を表示させる部分について、公開後のイメージを伝える手段として、仮で画像をあてはめたりする事はよくあります。
最初のうちはどれが仮で、どれが公開後も使うのかを覚えていられるかもしれませんが、人は忘れてしまう生き物です。
長期な案件になればなるほど、後から見て「これって使っていいんだっけ?」という状況に陥ってしまう事もありますよね。
そんな事になる前に、対策をしっかりとって間違えて使ってはいけない画像を掲載することのないようにしましょう。
対策1.別のディレクトリに格納する
公開後も利用する画像は「img」ディレクトリ
仮で使っている画像類は「sample」ディレクトリ
といったように、入れる場所を振り分ける方法です。
この利点は、公開後不要となってしまう仮画像を一括で削除できる点です。
また削除しなくても、ディレクトリ名「sample」を「sample_01」などと変更すれば、ページ上から仮画像がリンク切れとなるので、どれが後から差し替え予定だったのかがすぐにわかります。
対策2.画像に文字を乗せる
仮で使っている画像に「sample」とか「テスト」とか・・・そういった文字を乗せておく方法です。
こうしておけば、「この画像は差し替えなければならない」という事がすぐにわかりますね。
ただし画像を加工しなければならないので、手間がかかってしまいます。
トラブルにつながりやすい画像の利用
「こんな雰囲気の写真を入れたら伝わりやすい」といった、掲載したい画像のイメージを伝える為にとりあえずで画像検索からイメージに近い画像をさがしたり、素材販売サイトで売っているカンプ用画像を使ったりすることもよくありますね。
特に有料素材の場合、先に買ってしまうと後からの差し替えが大変です。
「イメージと違うから違う物を使いたい・・・」となってしまうと、違う素材を探して、再度購入しなければなりません。
販売している画像素材の価格はピンキリですが、1点5,000円とかします。
なので仮で入れてイメージに合うかを確認するわけですが、時間が経ってしまうと差し替え忘れたり、どれが仮で入れている画像だったのかを忘れてしまいます。
有料素材の場合であれば、画像の上にラインや販売サイトのロゴが入っているので、仮で入れている画像だと一目でわかる事がほとんどですが、画像検索から探してきた画像は何も書かれていない場合がほとんどです。
写真には著作権があり、写っている人には肖像権があります。
様々な利権が絡んでいるので、不用意に使うとトラブルにつながりやすいのです。
著作権フリーで提供している画像であれば、多くの場合は問題がありませんが、時々コピーライトを入れる事を条件に利用できるケースもあります。画像検索から出てきた画像を使うのは危険が伴うので、厳重な注意が必要です。
後々のトラブルを避ける為にも、どの画像が仮で使っている物なのかをハッキリさせておく必要があります。
それには制作の初期段階での対策が必須ですので、必ず注意しましょう。
まとめ
・仮で使っている画像はわかりやすいように整理しておく
・著作権や肖像権などが絡むので、不正利用はトラブルに発展しやすい!利用には注意が必要