小なり大なりの記号は使う時に注意

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ホームページで大なり小なりを使うときの注意点について

小なり大なりはHTMLで使われる記号でもある

「<(小なり)」「>(大なり)」の記号は文章の中で使われることが時々あります。
これらの記号で文字を挟んで強調させて見せるように装飾したり、矢印の代わりに使われたりすることもあるのではないでしょうか。
ですがこれらの文字はWebの世界では安易に使うと、ページの表示がおかしくなることがあるんです。

なぜならば、HTMLタグを記述する時に使われる記号でもあるからです。

HTMLタグは、「<p></p>」このように書かれます。
「p」を挟むようにして「<」「>」が付いていますね。これが一番の問題点です。
中身が「p」とか「div」とか・・・そういったHTMLタグではなかったり、全角文字が入力されていたとしても、「<」「>」で挟まれていると、ブラウザがHTMLタグであると誤認してしまう事がよくあります。

HTMLタグは「<>」で始めたら、「</>」で終わりを示してあげる必要があります。
文章中に「<」「>」で装飾した場合、他の箇所で「/」を付けたりしませんよね。
なので、HTMLタグらしきものが書かれているけれど、どこまで見ても終わりを示す文字列がないので、ブラウザが困ってしまい、「<」「>」を使った以降の文字が表示されなくなったりしてしまいます。
わけがわからなくなって、途中で投げちゃう感じでしょうか・・・

ブログなどの投稿型のWebサービスでHTMLタグが禁止されていたり、使えるHTMLタグが制限されているのはこういった背景があるからです。
HTMLの仕様は決まりものですが、ブログをやっている人全てが共通の知識を持っているとは限らないので、ワープロソフトなどと同じように使う事が想定されます。
そうすると当たり前のように「<」「>」を使う事が簡単に想像できるので、事前に制限を設ける事でページの表示がおかしくなる・・・という事を防いでいるのでしょう。
更新作業自体は簡単でも、正しく表示させるためには少しの知識が必要になってしまうと、利用者が難しく感じたり、敷居が高くなってしまって、数年前のブログブームやSNSブームは起こらなかったかもしれませんね。

<(小なり)>(大なり)の入力は全角文字か文字コード

この記事内にはたくさん「<(小なり)」「>(大なり)」が使われていますね。でも表示は正常です。
それは文字コードを使っているからです。

&lt;で<(小なり)
&gt;で>(大なり)を表示できます。
この手法で書かれていれば、HTML上は「&lt;」や「&gt;」で書かれているので、HTMLタグとは認識されません。

もしくは全角文字で「<>」と入力する方法もあります。
意味合いとしは同じように使えますが、全角が嫌だ、文章の表現としてどうしても半角が使いたいという方でなければこちらでも問題ないでしょう。

入力画面ではわかりにくい問題

今回紹介した内容は、入力する段階ではわかりにくい部分です。
特に意識することなくキーボートで入力すれば、文字入力の画面に表示出来てしまうので、何も問題の無いように見えてしまいます。
また、他で使ったり作った文章をコピーして貼り付ける事もあると思うので、その時に使うとよろしくない文字が含まれているかどうかまでを確認する事も少ないと思います。

特に何もしてないつもりでも、記事が出ない!とか、ページの表示がおかしい!壊れた!と慌ててしまう事もあるので、更新前には必ず文章の確認と、更新後の表示確認もきちんと行う様にしましょう。
大事な手紙を送る前には必ず文章を確認しますよね?ブログなどの投稿記事はいつでも変更・削除できると安易に考えず、作った文章を確認する事も大事な手順です。
多くの投稿型のWebサービスはプレビュー機能が付いています。公開前には必ず確認して、それから公開するように心がけましょう。

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